戦前昭和住宅・看板建築

このページではトホホ建築設計ジムソが、各地を訪れた際に見た、戦前の看板建築他の写真を掲示しています。その時代の発想で造られた建物は、後世再現しようとしても様々な事情で再現が困難です。こうしたその時代を反映する建物・住宅を後世に残したいと考えております。 


看板建築について

建築ジャーナル2017年5月号に4ページ執筆しました

「都市に刻む庶民の夢 看板建築」

お手に取っていただき、感想などいただければ幸甚です。



茨城県石岡市

看板建築サミット

2017年7月16日(日)茨城県石岡市に参加した時の写真です。

新宿区四谷の消防博物館の大規模火災年表で、昭和4年に被災後復興されたとは知っており、いつか訪れたいと思っていたのですが、やっと念願かない訪れる事ができました。

 

詳しくはこちらのページをご覧ください。


神奈川県国府津駅周辺

国府津駅東側の東海道沿いに、出し桁や看板建築がありました。Wkipediaで見ると関東大震災以後に建築されたようです。仕事前に散策してみたのですが、思わぬ出会いに嬉しくなりました(平成27年4月撮影)。

神田界隈

東京神田駅界隈、ビルばかりな印象ですが、ちゃんと看板建築なども残っているまちです(平成26年撮影)。

トホホ建築設計ジムソの企画で、平成26年6月にまち歩き(見学会)イベントとして神田昭和住宅探訪を行いました。

 

台東区

台東区の用途地域のほとんどは商業系地域ですが、実は戸建て住宅街です。その中には戦前昭和の看板建築も沢山残っています(平成25年撮影)。

 

 

マンションやアパートに建て替えるよりも、建物性能を向上させて賃貸物件にしたほうが魅力的です。そのほうが投資資金の回収が早く、将来の環境や時流の変化にも対応しやすい、言わば可能性も残ります。またこうした建物に興味のある人たちも増えています。需要があるのに活用しないのは勿体ないですね。

 

トホホ建築設計ジムソの企画で、平成25年6月にまち歩き(見学会)イベントとして台東区昭和住宅探訪を行いました。

 

江戸東京たてもの園

解体を逃れた建物が移築されています。名品も多く建物好きにはたまりません。看板建築だけでなく、農家や近代的な住宅も移築されています。(平成21年撮影)

江戸東京たてもの園

神奈川県秦野市

秦野市はいい建物が残っていました。洋風な看板建築や伝統木造の商店などが残っており、また行きたい場所です。どうしてこうした立派な建物群が建てられるようになったのかは、歴史を振り返らないと分かりませんね。まち歩きは、その地域の歴史に詳しい人がいると、より味わい深いものになると思います(平成25年撮影)。

上野下アパートの思い出

最後の同潤会アパートが2013年(平成25年撮影)に解体となりました。台東区にあったこの上野下アパートは1929年(昭和4年)に建てられた集合住宅です。84年の寿命でした。

 

見学会・まち歩き

トホホ建築設計ジムソでは見学会やまち歩きも実施しています。戦前昭和住宅・建物、そして看板建築について知り、考える機会になればと思います♪次回開催をお待ちください。

トホホ建築設計ジムソでは

皆さまの「まち歩き企画」にご協力いたします。

お気軽にご相談くださいませ


注)看板建築とは、主に関東大震災後の、昭和初期に建てられた正面が看板のような木造住宅です。そのため築80年くらいのものもありえます・・・。鉄筋コンクリート造などよりも建設費が低く、見た目も自由にできるため、戦後も商店などで造られ続けたようです。